素材の面白さに引きつけられて
「着物や昔ながらのものが好きで、京都内にあるいくつものアンティークショップや骨董市を巡るのが趣味。ある時、紬の着物に合わせるバッグを買いに出かけたのですが…。「その着物に似合う、個性的なバッグがなかなか見つからなくって。それなら、原毛で自分で作ってみよう」と思い立ったのが、山本さんのフェルト作家としてのキャリアの第一歩です。京都市立芸大の彫刻科で、金属を扱っていました。カリキュラムの中にあったフェルト制作の感触が、忘れられずフラッシュバックしたのだとか。「金属と毛足のある柔らかい素材。対極にあるものですが、そのときのフェルトの手触りの面白さに引かれたのでしょうね」。それにしても、いきなりバッグを作ろうなどとは…。本を片手にバッグを完成させ、以来フェルトの魅力にハマってしまったそうです。その後、本格的に創作活動を開始し、バッグ、帽子、アクセサリーなどなど。「自分が使ってみたい」と思う、身の回りの物をフェルト作品としてデザイン。原毛〜仕上げまで、すべて一人で一点一点手作りしています。







